フィンテックとは?トランザクションレンディングやオンライン融資など

GMOイプシロン トランザクションレンディング 融資借入 金利と審査内容

大手IT企業であるGMOが運営するGMOイプシロンはインターネットショップの決済代行を行う会社です。

GMOイプシロンは自社の決済サービスで蓄積したデータをもとに、
トランザクションレンディングを行なっています。

資金繰ラウンジ編集長のこくもち(黒餅)
GMOのトランザクションレンディングはどのような融資内容 審査基準になるのでしょうか?

GMOイプシロン トランザクションレンディング商品概要

商品概要

融資金額 3000万円まで
金利 (法人)3.5%~12.0%、(個人事業主)6.0%~13.5%
融資期間 6ヶ月
申込資格 GMOイプシロン加盟店

返済方法は売上から相殺

GMOイプシロン トランザクションレンディングの返済金は毎月GMOイプシロンがネットショップの代金回収を行った入金分から相殺されます。

このため、特別に返済金を口座に入金する必要もありませんし、GMOイプシロンもネットショップの売上に見合った融資金の範囲内であれば返済金を取りっぱぐれる心配もありません。

必要書類

GMOイプシロン トランザクションレンディングの必要書類は以下の3つです。
①商業登記簿謄本
②印鑑証明書
③融資担当者の本人確認書類

いずれも証明書関係で、会社の決算内容を示す確定申告書や決算書を提出する必要がないのがトランザクションレンディングならではと言えます。

 

GMOトランザクションレンディングの特徴

GMOイプシロン トランザクションレンディングの特徴はECサイトの運営に必要な資金を、ECサイトの売上データから融資するという商品スキームになっており、主な特徴は以下の5つです。

決済代行サービスを利用している事業者のみ

GMOイプシロン トランザクションレンディングは、GMOイプシロンで決済代行サービスを利用している事業者だけが利用できる融資です。

銀行の事業資金融資とは異なり、GMOイプシロンが持っている決済データをもとに審査を行うため、データがないイプシロン加盟店ではない事業者はGMOイプシロントランザクションレンディングを利用することは不可能です。

審査はイプシロンのデータをもとに行う

審査はGMOイプシロンが決済代行を行なったデータをもとに行います。

このため、GMOイプシロンが代行していない部分でいかに売上があっても、その情報は審査で加味されないため注意してください。

必要書類が少ない

GMOイプシロントランザクションレンティングの申し込みに必要な書類は、証明書類だけです。

銀行融資の審査では、決算書や確定申告書はもちろん、資金繰表や入金の取引先からの売上実績を疎明するために通帳のコピーまで必要になることもありますが、このような多種多様な面倒な書類の提出はGMOイプシロン トランザクションレンディングでは一切不要となっています。

融資まで最短5営業日

GMOイプシロン トランザクションレンディングでは、融資までの期間が最短で5営業日となっており、2回目以降の利用では最短2営業日というスピード融資です。

銀行融資では初めて銀行から借りる場合には3週間程度の時間がかかってしまいます。
融資案件の審査の前に、企業の業況や財務状態そのものの審査が入るためです。
詳しくは→ 銀行で法人が即日融資を受けることができない理由

銀行に比べると、最短5営業日で融資実行は非常に早いと言えます。

日々の決済代行サービスから企業のECサイトにかかる資金繰りや売上の推移を把握しているGMOイプシロンですので、申し込みがあってから企業の業況を把握するという必要がないことが特徴です。

短期資金のみ

GMOイプシロン トランザクションレンディングの融資期間は最長で6ヶ月です。

GMOイプシロン トランザクションレンディングは決済代行を行なっているネットショップの販売にかかる仕入れ資金のみを融資対象としているため、6ヶ月先の商品仕入代金までしか対応していません。

企業経営において、棚卸資産回転期間が6ヶ月を超えている状態というのは、一般的に在庫を持ちすぎている状態ですので、商品仕入のための資金であれば返済期間は6ヶ月もあれば十分です。
運転資金の考え方と計算方法&回転期間 回転率とは?計算式

逆に6ヶ月以上、企業の倉庫で眠っている在庫は持たないほうがよいと言えるでしょう。

 

GMOイプシロント ランザクションレンディングの審査

GMOイプシロン トランザクションレンディングの審査は銀行の審査とは全く異なります。

決算書類ではなく、日々の決済データをもとに審査を行います。

決済データは生きた情報で、将来予測も立てやすいため、ECサイト内の経営分析や売上予測だけで言えば、銀行よりも精緻で迅速な審査を実現できるように思えます。

審査の特徴は以下の5つです。

財務データをもとに審査はしない

銀行の審査は決算書、売上実績、キャッシュフローと全て過去の実績をもとに審査を行います。

しかし、GMOイプシロン トランザクションレンディングの審査はこのような書類は一切不要です。

このような情報は全てGMOイプシロンの回収代行のデータに蓄積されているためです。
そのため、過去の財務データをもとに審査は行っていません。

債務超過の企業であってもECサイトの売上が順調に推移している店舗であれば融資を受けること可能です。

また、将来の売上予測も売上の上昇率などの推移から統計的に審査できるため、銀行が行う予測よりも正確です。

このようにGMOイプシロントランザクションレンディングは、過去の決算実績をもとに融資を行う銀行審査とは180度異なる審査を行っています。

審査材料はイプシロンでの売上データ

GMOイプシロン トランザクションレンディングの審査材料はGMOイプシロンの決済代行データに蓄積されているため、特別に審査に必要な資料の提出は必要ありません。

売上拡大に伴う増加運転資金を銀行から融資を受ける場合には、増加した分の契約書や販売実績を確認する資料の提出が必要になりますが、売上が増加したというデータはGMOイプシロンが持っていますので、特に詳細な理由や疎明資料を提出しなくてもGMOは全てECサイトにかかる自社の情報は把握してくれています。

審査の時間がかからない

GMOイプシロンは日々の決算代業務から自社の業況を把握しています。
ある意味、融資に申し込む前から自社の評価を行っているとも言えます。

このため、GMOイプシロン トランザクションレンディングの審査には時間がかからないのです。

銀行融資の審査では申し込んでから自社の審査、融資案件の審査が始まることに比べるとこの点は大きなメリットと言えます。

必要書類が少ない

GMOイプシロン トランザクションレンディングの契約に必要な書類は3つだけです。
そのため、書類を用意する時間と手間がかかりません。

来店不要

GMOイプシロン トランザクションレンディングの融資までの流れは以下のようになります。
①申し込み
②一次審査
③必要書類を郵便で提出、GMOから書留が郵送
④WEB上で契約
⑤融資実行

郵送とWEB上での契約で最短5営業日で融資実行を行うことができます。
もちろん非対面で面倒な契約書の記入も必要ありません。

 

GMOイプシロン トランザクションレンディングのメリット

GMOイプシロン トランザクションレンディングのメリットは、銀行融資とは異なる以下の3点をあげることができます。

特定のネットショップだけでない審査

Amazon、楽天、ヤフーなど大手ECサイトもトランザクションレンディングを行っていますが、これらの融資はAmazonならAmazonマーケットプレイスだけの、楽天なら楽天市場だけの売上実績が審査材料とされますが、GMOイプシロン トランザクションレンディングは決済代行業務を委託している全てのサービスでの情報を審査材料とすることができます。

銀行借入で断られた企業も融資の可能性

GMOイプシロン トランザクションレンディングは銀行審査とは180度異なる目線で審査を行います。

このため、銀行では債務超過の企業などは融資を受けることが難しくなりますが、GMOイプシロン トランザクションレンディングの審査では債務超過かどうかすら知り得ません。
※債務超過の企業の銀行評価→ 銀行の債務者区分と企業格付

つまり、財務内容が悪く銀行から融資を受けることができない企業でもGMOイプシロン トランザクションレンディングであれば融資を受けることができる可能性があるのです。

無駄な借入がない

GMOイプシロン トランザクションレンディングの審査は回収代行で蓄積したデータをもとに行うため、日々の回収金額以上の返済金となるような高額借入を行うことは不可能です。

返済はGMOイプシロンが回収した代金の中から源泉徴収します。つまり無理な高額融資をしても売上から源泉徴収ができなくなってしまいます。

このため、売上規模から見て無理のない金額しか融資受けることができません。

銀行融資においては将来の予測を過度プラスに見積もり、高額融資をした結果、返済による資金繰りに苦しむということも珍しくありませんが、GMOイプシロン トランザクションレンディングではこのような心配は無用です。

高額借入は難しいですが、身の丈にあった借入を行うことができるのです。

 

GMOイプシロン トランザクションレンディングのデメリット

GMOイプシロン トランザクションレンディングは銀行融資ではなく、ノンバンクの登録貸金業者でもあるGMOイプシロンが融資を行っていますので、以下の2つをデメリットとしてあげることができます。

金利は高め

GMOイプシロントランザクションレンディングの金利は(法人)3.5%~12.0%、(個人事業主)6.0%~13.5%と高めの設定となっています。

GMOイプシロンはノンバンクですので、銀行と比較すればどうしても金利は高くなってしまいます。

しかし、最長6ヶ月までの融資しか応じていないため、同じ金額を銀行から長期で借りる場合と総額の利息負担はそれほど変わらないという側面もあります。

銀行が短期資金の融資を嫌がり、長期資金の融資を推奨することから、短期で借りることができると考えれば利息負担はそれほど気にする必要はないかもしれません。

貸金業者からの借入

GMOイプシロンはノンバンクの貸金業者ですので、決算書の借入金の内訳には「GMOイプシロン〇〇万円」と記載されます。

銀行が企業の決算書を評価する際には貸金業者からの借入があると評価を落とすことがあるため、この点はGMOイプシロンからの借入を行うことのデメリットと言えます。

最近は、トランザクションレンディングという融資もだいぶ定着してきたものの、地方銀行などではやはり、「貸金業者からお金を借りている」というマイナス目線で決算書が評価されることもあるでしょう。

 

まとめ

GMOイプシロントランザクションレンディングのは金利は高めですが、決済代行データから審査を行うため、審査が早い、書類の提出が不要、銀行審査では融資が受けられない事業者も融資を受けることができるというメリットがあります。

ネットショップの商品仕入れ代金の利用などにはメリットがありますので、GMOイプシロンで決済代行加盟店となっている店舗は資金調達方法の選択肢として頭に入れておいても損はないでしょう。

資金繰ラウンジ編集長のこくもち(黒餅)
当ブログでは金融機関に勤務経験のある方(現在及び過去含む)やファイナンシャルプランナーなど専門的な知識・知見を持っている人に一部記事の執筆・監修をお願いしておりますが、最終的な文責は運営者にあります。また当サイト内の広告に上記の方々は関与しておりません。

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